松本訓導殉難碑

井の頭公園の歴史(35)

1919(大正8)年11月20日、東京府麹町区の永田小学校の児童たちが、井の頭恩賜公園に遠足に来ました。その一人が玉川上水に転落し、その児童を助けようとした松本虎雄訓導(教諭、当時33歳)が殉職されました。幸いに児童は助かりました。自分の危険を顧みず、教え子を助けようとして亡くなられたことを記した碑です。

碑は、御殿山の雑木林の南側奥の、玉川上水沿いの遊歩道近くにあります。とても静かな場所です。碑石は陸前産の自然石、仙台石とのこと(約280×110×25cm)。当時は、開園後2年程で、そのころの玉川上水は、水量多く流れも速く「人喰い川」と呼ばれていたそうです。草木が生い茂り、児童には「上水」が分からなかったのでしょうね。

「あか井の」では、2019(令和元)年11月23日、松本訓導殉難100周年講座を企画開催しました。当日は甥にあたる松本吉見氏の貴重なお話の後、あいにくの雨でしたが、碑のもとに参列し、当時の頃を想うものでした。

また今年も11月20日には、合掌と。

松本訓導殉難碑
松本訓導殉難碑
Posted by あか井の

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