七井不動尊

井の頭公園の歴史(35)

井の頭弁財天に向かって左側の小さな橋を渡ると、七井不動尊があります。朱色で華やかな弁財天に対してひっそりとしたたたずまいですが、豊かな緑に囲まれ、季節ごとに桜、彼岸花、紅葉などが彩ります。周りには小さなお地蔵様や宇賀神像も見られます。

七井不動尊の成り立ちについては、はっきりしたことはわかりません。ですが、江戸時代後期の浮世絵師、歌川広重(1797(寛政9)年-1858(安政4)年)の「井の頭の池 弁財天の社 雪の景」をみると、弁財天の左側に小さな橋とお堂が描かれていることから、江戸時代後期には、現在の場所にあったのではないかと推察されます。

参考:井の頭の池弁財天の社雪の景 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp)

古来から日本には八百万の神という考え方があり、仏教など異国の宗教も柔軟に受け入れ調和して信仰してきた歴史の中で、同じ敷地内で様々な神様をお祀りしているお寺や神社はたくさん存在します。井の頭弁財天と七井不動尊もそのような関係なのかもしれません。

井の頭弁財天 七井不動尊
井の頭弁財天 七井不動尊
七井不動尊の前に置かれた宇賀神像
七井不動尊の前に置かれた宇賀神像
Posted by あか井の

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