野口雨情の歌碑

井の頭公園の歴史(35)

お茶の水池の西側、思い出ベンチの並ぶ後方にひっそりと、詩人野口雨情(1882(明治15)年5月29日~1945(昭和20)年1月27日)が作詞した「井の頭音頭」の歌碑があります。「鳴いて さわいで 日の暮れごろは 葦(よし)に行々子(よしきり) はなりゃせぬ 雨情」と5番の歌詞が刻まれています。葦(よし)は、水面より上へ茎をのばす抽水植物です。また行々子(よしきり)は、スズメ目ヨシキリ科の夏鳥のことです。

野口雨情は、「七つの子」「赤い靴」など、今も歌い継がれている多くの優れた童話を創作したことで知られています。1924(大正13)年から吉祥寺北町に住み、井の頭恩賜公園を散策して詩想を練りました。

「井の頭音頭」は、1936(昭和11)年に発表された民謡で、今なお井之頭町会や吉祥寺の商店街の盆踊りで踊り続けられています。歌碑は、1952(昭和27)年に建立されました。また、吉祥寺で野口雨情が書斎としていた「童心居」は、1959(昭和34)年に井の頭自然文化園に移築され、現在は句席や茶席などに貸し出されています。

野口雨情の歌碑
野口雨情の歌碑
「井の頭音頭」5番の歌詞
「井の頭音頭」5番の歌詞
鳴いて さわいで 日の暮れごろは 葦(よし)に行々子(よしきり) はなりゃせぬ
Posted by あか井の

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