宇賀神像

井の頭公園の歴史(16)

宇賀神像
宇賀神像

井の頭弁財天の境内には、宇賀神像という蛇身人首の石像があります。宇賀神は、古くから食物や農業の神として信仰されています。

井の頭弁財天は一面八臂の姿をしており、頭に宇賀神を乗せています。これは宇賀弁財天と呼ばれる像容で、宇賀神と弁財天は同一視されることもあります。

以前は弁天堂正面の階段を上ったところに置かれていましたが、2013(平成25)年に井の頭弁財天の境内に移されました。

以前宇賀神像が置かれていた台座
以前宇賀神像が置かれていた台座

宇賀神像が作られた経緯は不明です。井の頭弁財天には宇賀神像が二つあり、どちらの宇賀神像のことか分かりませんが、井の頭の宇賀神像について、次のような言い伝えが残されています。

昔々、松原(現・世田谷区)の長者夫婦が、井の頭弁財天に願をかけて娘を授かった。首すじに三枚のウロコがあるこの娘は、弁天様のようだと評判になるほど美しく成長したのだが、16歳の春、自分は池の主の化身だと告げて池に身を投げ、みるみる白蛇に変わってしまった。そして長者夫婦がせめてもの供養にと宇賀神像を作った。

出典元:井の頭公園まるごとガイドブック 改訂版|ぶんしん出版

Posted by あか井の

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